自民党の総裁選挙は、3日の林官房長官を含め4人が立候補を正式表明しましたが、4日午後には、茂木幹事長が出馬の記者会見を開きます。

国会記者会館から、フジテレビ政治部・阿部桃子記者がお伝えします。

現職幹事長として影響力を行使してきた茂木氏ですが、支持拡大のため岸田政権が行ってきた政策の転換に踏み切るのかが大きな焦点です。

茂木氏の周辺は、「会見では思い切った打ち出しをする」と話していて、政策の中身で刷新感をアピールする考えです。

ただ、仮に岸田政権の目玉政策の変更を打ち出せば、首相周辺からの反発も予想されます。

一方、幹事長としての権限は、選挙の公平性の観点で茂木氏から移されます。

関係者によりますと、麻生副総裁や森山総務会長に移す案があったものの難航し、結局、岸田首相に委ねることになりました。

6日には注目の小泉元環境相の出馬会見もありますが、茂木氏の陣営は「総裁選は人気投票じゃない。政策論争で浮上する」と自信を示していて、閣僚を含む要職を務めた茂木氏が、そうした経験も武器に支持を訴えたい考えです。

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