日本維新の会の藤田文武幹事長は4日、パワハラ疑惑などが浮上する兵庫県の斎藤元彦知事を巡る対応を来週にも決める方針を示した。記者会見で「斎藤氏の説明責任の果たし方を見定め、来週中にはアクションを整理したい」と述べた。
今週末に兵庫維新の会幹部や県議団と対応を協議する。5〜6日の県議会調査特別委員会(百条委員会)による斎藤氏らへの証人尋問を踏まえて判断する。
兵庫県議会の立憲民主党や無所属の県議で構成する会派は斎藤氏への不信任決議案を提出する方向だ。藤田氏は「そこに対しての態度表明が求められるのは当然だ」と語った。
維新は疑惑が問題視された当初は事実の解明を優先して状況を見極める構えだった。大阪府箕面市長選(8月25日投開票)で維新の母体、大阪維新の会が擁立した公認現職が初めて首長選に敗れた。世論の反発が指摘されている。
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