野田元首相が記者会見 午後3時頃から

立憲民主党の代表選挙は7日告示、23日投開票の日程で行われます。

立候補を表明している野田元総理大臣は、5日午後、記者会見することにしています。

政治資金の透明性を高めることや、同一選挙区での世襲の禁止、それに議員定数の削減など政治改革の実現を軸に訴えていくことを説明する見通しです。

けさは地元で声かけ

立憲民主党の代表選挙に立候補を表明している野田元総理大臣は、5日朝は、地元のJR津田沼駅で利用者への声かけをしました。

このあと記者団に対し、5日午後に行う記者会見について「これからどういう日本をつくるのかを中心に、一生懸命、伝えられるよう頑張りたい。通常国会で成立した改正政治資金規正法は抜け穴だらけで、本格的な改革の大玉が入っていないので抜本的な見直しをやりたい。議員定数削減にも取り組みたい」と述べました。

野田元首相プロフィール

野田佳彦氏は衆議院千葉4区選出の当選9回で、67歳。
松下政経塾出身で、千葉県議会議員を経て1993年の衆議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選しました。

2011年に民主党政権として3人目となる総理大臣に就任し、2012年には、消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革の関連法を成立させましたが、直後の衆議院選挙で敗北し、政権を失いました。
その後、無所属などを経て、4年前の2020年に立憲民主党に参加しました。

2022年には、亡くなった安倍元総理大臣の追悼演説を行い、「再びこの議場で、あなたと魂と魂をぶつけ合う真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう」と呼びかけ、与野党からは名演説だったと称賛が相次ぎました。

今回の代表選挙では、当初は「『昔の名前で出てます』ではいけない」などとして立候補に慎重な姿勢を示していましたが、ベテランの小沢一郎・衆議院議員からの期待に加え、中堅・若手議員などから要請が相次いだことを踏まえ、立候補を決断しました。

野田氏は、政界でも屈指の酒豪として知られるとともに、平日はほぼ毎日、選挙区内の駅前に立って声かけなどの活動を行っています。
野田氏が最も忘れられないとしているのは2期目を目指した1996年の衆議院選挙で105票の僅差で敗れたあと、一睡もしないまま駅前に立った朝で、今でもその悔しさを胸に刻んでいるということです。

座右の銘は松下政経塾を設立した故・松下幸之助氏のことばで成功まで志を貫くという意味の「素志貫徹」です。

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