立憲民主党

 立憲民主党の泉健太代表(50)の任期満了に伴う代表選が7日に告示される。自民党政権が派閥の政治資金パーティー裏金事件で、世論の猛烈な逆風にさらされる中、次期衆院選での政権交代をにらんだ野党連携のあり方などが争点となりそうだ。投開票日は23日。

 これまでに枝野幸男前代表(60)、野田佳彦元首相(67)の2人が立候補を表明した。泉氏は再選に意欲を示し続けているが、立候補に必要な国会議員20人の推薦人をまだ確保できていない。このため、代表選の構図はまだ固まっていない。

 馬淵澄夫元国土交通相(64)は5日、党代表選への立候補を断念すると記者団に表明した。泉氏や、出馬を模索している江田憲司元代表代行(68)との間で候補者一本化を優先させたためだとしている。当選1回の吉田晴美衆院議員(52)も5日に菅直人元首相と会って支持を取り付けるなど推薦人集めを続けている。

 野田氏は5日、政治資金規正法の再改正や国会議員の世襲制限などを盛り込んだ政策綱領を発表。「汚れた政治のうみを出し尽くさなければいけない。政権交代こそが最大の政治改革だ」と述べた。【源馬のぞみ】

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