兵庫県の斎藤元彦知事が内部告発された問題で、側近だった片山安孝・前副知事が6日午前、告発内容の真偽を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)に初めて出席した。告発した県の元西播磨県民局長(7月に死亡)を懲戒処分とした妥当性を検討するため、主な質疑が交わされる。
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午前10時半、片山前副知事は濃い色のスーツに身を包み、緊張した表情で大会議室に入った。片山前副知事は「良心に従って真実を述べ、何事も隠さず付け加えないことを誓います」と宣誓し、尋問が始まった。
元県民局長は3月、斎藤知事や片山前副知事らの七つの疑惑を文書に記し、匿名で一部の報道機関などに送った。
片山前副知事は、斎藤知事から調査の指示を受けて、同25日に元県民局長を事情聴取。回収した元県民局長の公用パソコンから文書のデータが見つかったことなどから、県は元県民局長を停職3カ月の懲戒処分とした。
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