自民党総裁選挙は12日に告示されます。5日は相次いで政策発表会見が行われ、河野太郎デジタル大臣(61)は原子力潜水艦の保有について言及しました。
■小泉氏 出馬表明へ「迷ったらフルスイング」
小泉進次郎元環境大臣(43)「私が総裁選に勝ち、そして総理・総裁になった暁には教育の抜本的な改革、これをやっていきたい」 5日、小泉元環境大臣が訪ねたのは神奈川県内の中高一貫校。元高校球児の小泉元環境大臣が野球部員にメッセージを送りました。 小泉元環境大臣
「迷ったらフルスイング。フルスイングして、結果悪かったら後悔はない。自分のモットーは“迷ったらフルスイング”」
■河野氏「原子力潜水艦の配備を」 林氏は…
一方、河野デジタル大臣は、改めて年末調整の廃止を主張し、すべての納税者が確定申告を行う構想を明かしました。 河野デジタル大臣「(デジタル化された)確定申告票が自動で入力されて、それを確認していただいて、ポチッとボタンを押していただければ、それで確定申告が終わる」
さらに、安全保障分野については、踏み込んだ発言をしました。
河野デジタル大臣「原子力潜水艦を配備して、東シナ海から太平洋へ出るところをしっかり首根っこを押さえる。国民の皆様と向き合って、安保の議論を進めていくことが必要なのでは」
これに対し、出馬表明している林芳正官房長官(63)は、次のように述べました。
林官房長官「原子力基本法の現行解釈に従えば、我が国が原子力潜水艦を保有することは難しい」
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■茂木氏が反論「矛盾はない」 小林氏は…■茂木氏が反論「矛盾はない」 小林氏は…
幹事長として岸田政権を支えた茂木敏充幹事長(68)は4日、「増税ゼロ」を主張したことで党内の反発を招いていましたが、5日はこれに反論しました。 茂木幹事長「これまで進めてきた政策と、私が申し上げていること、矛盾はない。一貫している」 岸田文雄総理大臣、麻生太郎副総裁と3人で政権を担ってきた茂木幹事長の大胆な方針です。 茂木幹事長は政策活動費を廃止することにも言及。「コバホーク」こと小林鷹之前経済安保大臣(49)は自身のXで“使途を毎年公開できないようであれば廃止も検討すべき”と追随しました。
■進次郎氏も劇場型? 「構文」飛び出すか
すでに5人が出馬表明している自民党総裁選。6日に小泉元環境大臣が、9日に高市早苗経済安保担当大臣が出馬会見を予定しています。 政治ジャーナリスト 後藤謙次氏「見どころは小泉進次郎氏の記者会見。父親の小泉純一郎元総理みたいな小泉劇場型でいくのか、オーソドックスな自民党の普通の総裁選候補のように戦うのか。進次郎氏はやはり経験不足ですから、未完の大器なのか、将来性にかけるのか。ただ日本にそれだけの余裕があるのかとか、そこは見極める必要がある。(今回の総裁選は)本命がいなくて、誰がなってもおかしくない。誰がゴールインしても初心者マークを付けているとなると、この予選を終えて、次本格的な総裁選がもう1回巡ってくるという可能性も否定できない」
(「グッド!モーニング」2024年9月6日放送分より)
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