公明党が、28日の党大会で、任期満了を迎える山口那津男代表(72)を交代させる方向で調整に入ったことがわかった。後任には石井幹事長の起用が有力となっている。

党代表人事をめぐっては、秋にも想定される衆院の解散総選挙や来年夏の参院選のため、党の顔として安定感のある山口代表の続投を期待する意見もあったが、若手議員が出馬する自民党の総裁選や、立憲民主党の代表選にあわせて、公明党も党の顔を新たに変えて刷新感を出す方向となった。

代表の交代が行われれば、15年ぶりとなる。

今回の人事をめぐり、石井幹事長は6日の記者会見で、「山口氏から話を聞いていない。判断を見守っている状況だ」と述べるにとどめた。

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