兵庫県の斎藤元彦知事は6日、パワーハラスメントなどの疑惑を文書で告発された問題を巡り、県議会調査特別委員会(百条委)の証人尋問に臨んだ。視察先の企業などから贈答品を受け取ったことについて「社交儀礼の範囲内で対応している」と述べた。
知事の尋問は8月30日に続いて2回目。この日は告発文が指摘した贈答品の受け取りにも質問が及び、知事は県内企業などからジャケットやネクタイ、カニやカキなどを受領していたことを認めた。
知事は「衣服とか公務で使うようなものや消費するものは社交儀礼の範囲内で対応させてもらっている」と説明した。
一連の問題は元局長が3月、知事のパワハラを含む七つの疑惑を告発する文書を報道機関や県議に配布したことで発覚。告発文には「斎藤知事のおねだり体質は県庁内でも有名」などと記載していた。【古川幸奈、砂押健太】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。