自民党の野田聖子元総務相は7日、地元の岐阜市で記者会見を開き、党総裁選(12日告示―27日投開票)への立候補に向け支援を訴えた。出馬に必要な推薦人20人に関し「いま一歩というところだ」と強調。立候補を模索している他の陣営との連携には含みを残した。

連携する陣営については「政策の一致が大切だ。(候補が)女性同士だからというのは昭和な発想だ」と述べた。首相に就いた場合、早期に衆院解散すると言及。派閥裏金事件の関係議員は、全員が国会の政治倫理審査会で弁明させ、応じない場合は選挙で非公認にする考えを示した。

立候補した前回2021年の総裁選では選択的夫婦別姓の実現のほか、少子化対策として「こども国債」発行を提唱した。結果は4人中4位に終わった。

野田氏は1998年に小渕内閣の郵政相として当時戦後最年少となる37歳で初入閣し、自民女性議員のホープと注目された。15、18年の総裁選は出馬を目指したが推薦人が集まらず、断念した経緯がある。〔共同〕

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