自民党総裁選に立候補する林芳正官房長官(63)は7日、マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」への移行に関し、現行の健康保険証の廃止期限を見直す意向を示した。東京都内で病院などを視察した後、「(マイナ保険証を巡っては)まだまだ国民の皆様に不安がある。納得して移行してもらうために必要な見直しを行いたい」と記者団に語った。
現行の健康保険証は12月2日から新規発行が停止され、原則廃止となる。ただ、廃止後も最長で1年間は発行済みの健康保険証は使える。
マイナ保険証は、政府が進めるデジタル化の一環で利便性向上などが期待されるものの、情報漏えいへの不安などから反対する声も大きい。
林氏は総裁選に向けた自身の政策を総括的に説明する記者会見を10日にも行う予定。【鈴木悟】
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