立憲民主党の代表選挙に出馬した4人の候補が8日朝、フジテレビの「日曜報道 THE PRIME」に出演し、自民党総裁選の候補者が掲げた、解雇規制の緩和について一様に厳しく批判しました。
7日、代表選に立候補した野田元首相、枝野前代表、泉代表、吉田衆議院議員は番組の中で、小泉元環境相や河野デジタル相らが掲げた、労働市場の流動性を高めるための解雇規制の緩和を批判しました。
野田元首相:
解雇規制と労働市場の流動化の相関性は決してない。だいたい親の七光で留学したり、政治家になって落ちる心配のない連中が何を言っているんだと。
枝野前代表:
緩和というのは、クビにする自由だけ緩和しようという問題なんですね。全く働く側にとってプラスはない。社会の不安定性を高めるだけ。こんな時代遅れのことをやっているから、日本は30年も賃金が上がらないんです。
泉代表:
働いている人たちの側に立って考えた時に、こんなに不安定で、結婚できますか、子育てできますか。決してこの国のためにならない、国益を考えれば、雇用の安定で得られているものはすごく大きい。
吉田衆院議員:
欧米系のやり方だな、これは日本になじむのだろうかと。雇用に対する不安、まさに中間層の方々の不安をあおるだけになるのではないか。
また4人は、総裁選の候補者が政策活動費の廃止などを掲げたことについて、「国会中に一言も言わなかった」などと批判する一方、旧文通費の使い途(みち)について、自民党より先行して公開することに前向きな姿勢を示しました。
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