中国電力が2024年12月の再稼働を予定している島根原発2号機について、その安全対策がほぼ完了したことを受け、鳥取県の平井知事と米子、境港両市の市長が8日、現地視察しました。
中国電力は、島根原発2号機の安全対策について必要な64項目の対策のうち56項目を終え、10月には全て完了するとしていて、予定通り12月の再稼働をめざしています。
この安全対策を確認するため、鳥取県の平井知事と米子市の伊木市長、境港市の伊達市長が、8日に実際に原発を訪ね2号機を視察しました。視察では、特に重大な事故が起きた時、原子炉などを冷やすため貯水槽から放水する送水車や外部電源の断絶に備えるガスタービン発電施設などを確認したのをはじめ、2号機の建屋内部では、新設された耐震補強の梁や火災の延焼を防ぐ防護壁などについて、中国電力から説明を受けました。
鳥取県・平井知事:
一定の予定された工事は順調に進んだものと受け止めました。島根原発2号機が、今後安全安心の上で動きうるものなのかどうか、それをこれから丁寧に慎重に見ていきたい。
2号機については、立地自治体の島根県と松江市に加え、鳥取県や両県の関係自治体トップによる現地視察が続いていて、各自治体では、引き続き再稼働に向けた動きを確認していくとしています。
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