高市早苗経済安全保障担当相(63)=衆院奈良2区=が9日、自民党総裁選(12日告示、27日投開票)への出馬を表明したことを受け、地元では支援者らが「必勝」のため書きを寄せた。2021年の総裁選に続いて2回目の挑戦で、地元関係者からは「初の女性総理に」と期待の声が上がった。
高市氏は1993年に衆院初当選し当選9回。沖縄・北方担当相、党政調会長、総務相を歴任した。現在は内閣府特命担当相を務めている。
高市氏が支部長を務める党奈良2区支部は9日夜、地盤の天理市で役員会を開き、支部役員ら約40人に対して電話作戦や街頭演説の協力を要請した。その後、2区の全首長がため書きをした。「必勝」と揮毫(きごう)した上田清大和郡山市長は「芯の通った国家観を持った政治家。頑張って戦い抜いてほしい」と語った。
昨年立ち上がった「高市早苗議員を内閣総理大臣にする奈良の会」の安東範明会長(64)は「必ずや自民党総裁、そして内閣総理大臣になってもらいたい。政策について分かりやすく述べてほしい。そうすれば、みな高市さんについていくと思う」とコメントした。
高市氏は、安倍晋三元首相の支援を得て前回21年の総裁選に出馬。4人中3位だった。【川畑岳志】
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