この問題をめぐり、日本維新の会は9日、県政運営に支障が生じ始めているなどとして斎藤知事に辞職といわゆる「出直し選挙」で民意を問い直すことを求め、斎藤知事は応じない考えを示しました。

これについて、斎藤知事は、10日、記者団に対し「事業や工事が止まるということは起きておらず、そういった意味の県政の停滞はない。県民のために一日一日仕事をさせてもらうことが大事だ。議会の指摘は心から真摯(しんし)に受け止めたい」と述べ、辞職しない考えを改めて示しました。

そのうえで「県庁への投書などで批判の声を拝見するが、県民から直接、批判を受けることはあまりなく『頑張ってくれ』という声をもらうことが多い」と述べました。

一方、9月19日から開かれる定例県議会に不信任決議案が提出された場合の対応を問われたのに対し、「まだ仮定の話なのでコメントは差し控える」と述べました。

兵庫県議会では維新の会に続いて最大会派の自民党などすべての会派が12日、知事に辞職を要求する方針です。

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