上川陽子外相は自身を支援する国会議員との会合で自民党総裁選に出馬すると表明した(10日、国会内)

上川陽子外相は10日、自民党総裁選(12日告示―27日投開票)に立候補する意向を表明した。国会内で自身を支持する議員と会合を開き、出馬に必要な20人の推薦人が集まったと明言した。11日に都内で記者会見を開き、政策などを発表する予定だ。

上川氏は会合で「きょう20人目の推薦状を書いていただいた。日本で初の女性首相という声が沸き起こるよう、精いっぱいの活動をしていく」と述べた。上川氏の総裁選出馬は初めてとなる。

推薦人の確保は女性議員や自身と同じ法相経験者らを中心に協力を呼びかけてきた。女性活躍や地方の活性化などを重点政策に据える見通しだ。

上川氏は衆院静岡1区選出で当選7回。これまで法相を3回務めるなど閣僚を歴任した。岸田文雄首相が率いた岸田派(宏池会)に属していた。出馬を決意した理由に関し、首相が8月に退陣表明し、閣僚でも総裁選に挑戦してほしいと伝えられたことを挙げた。

自民党総裁選 しくみや歴史

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