日本製鉄・瀬戸内製鉄所呉地区の跡地を巡り、防衛省が計画する「多機能な複合防衛拠点」の配置案の中間報告について、湯崎知事は地域経済に及ぼす影響など詳細な説明を引き続き求めていく考えを強調しました。

【湯崎知事】
「民間誘致の規模とか内容とか早期にそういった点を検討を深めて説明をお願いしたい」

日鉄呉跡地を巡って防衛省は今月6日、「多機能な複合防衛拠点」の配置案の中間報告を県や呉市に示し、そのうちの「装備品の維持整備・製造基盤エリア」に民間の誘致を想定していることなどを説明しました。

この方針に対し、湯崎知事は引き続き地元経済への影響に関する情報を求めるとともに、県が呉市や日鉄と進めている3者協議の内容についても情報を提供しながら、有効な活用策を探る方針を示しました。

また、会見で湯崎知事は、東広島市で国の暫定指針値を超える有機フッ素化合物が検出された問題に触れ、アメリカ軍が近くにある弾薬庫で過去18年間にわたり有機フッ素化合物を含む泡消火剤を使用していたと回答したことについて、「原因が弾薬庫敷地内にある可能性が高まった」として、敷地内を調査する必要性を強調しました。

【湯崎知事】
「ヘリパッド周辺で訓練をしていたので、周辺の土壌や水質調査を防衛省を通じてアメリカ側に求めていきたい」

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