この問題で、兵庫県議会では、第2会派の維新の会に続いて12日、最大会派の自民党など4つの会派と無所属議員が知事に辞職を要求することにしています。

これによって、県議会のすべての議員が辞職を求めることになり、議会と知事が全面的に対立する異例の事態となっています。

これについて斎藤知事は11日午前、記者団に対し「県民に心配と不安を与えていることは大変申し訳ない。議会側からの申し入れは大変重いものだ」と述べました。

その上で「百条委員会などで事実関係の調査をしっかりやることが優先課題だ。ハラスメントのない職場づくりや公益通報に関する窓口の問題など課題を改善し、県政をあるべき姿にしていくことが私のやるべきことで、議会側にも理解してほしい」と述べ、辞職しない考えを重ねて示しました。

一方、自民党内では、今月19日に開かれる定例県議会の初日にも不信任決議案を提出する案が出ています。

斎藤知事は、不信任決議案が可決された場合の対応について「議会の判断がどうなるかまだ見えないところがあるが、私も法律に基づいてどう対応するか判断することになる」と述べました。

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