自民党の上川陽子外相(71)は11日午後、東京都内で記者会見し、党総裁選(12日告示、27日投開票)への立候補を表明した。初挑戦で、2人目の女性候補。女性の所得向上や政治参画推進、少子化対策などを訴える見通しだ。

会見に先立ち、上川氏は東京都内で記者団の取材に応じ「誰一人取り残さないという信条で政治活動をしてきた。非常に弱い立場の方の声をしっかりと聞いて、その声を政策につなげていく姿勢を訴えていく」と述べた。

上川氏は首相官邸で岸田文雄首相(党総裁)と会い、総裁選への出馬を報告。首相は「頑張ってほしい」と応じた。

上川氏は衆院静岡1区選出の当選7回。首相が会長を務め、解散した岸田派に所属していた。法相や少子化担当相、党幹事長代理を歴任。今年1月、麻生太郎副総裁から「新たなスター」と評価され、注目を浴びた。

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