自民党総裁選が12日、告示され、過去最多となる9人が立候補を届け出た。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件後、初めてとなる党総裁選で、新たに選出される総裁には政治改革や党改革の手腕も求められる。 立候補した高市早苗経済安全保障担当相(63)=衆院奈良2区、9期=の推薦人20人には、裏金を受け取っていたと党本部が公表した議員のうち、杉田水脈衆院議員ら13人が名を連ねた。

自民党総裁選の出陣式で気勢を上げる(左から)佐藤啓参院議員、高市早苗経済安保相、若林健太衆院議員=9月12日午前、国会内で(由木直子撮影)

高市氏の推薦人のうち「裏金議員」は、杉田氏のほか、鈴木淳司、関芳弘、高鳥修一、谷川とむ、三ツ林裕巳、若林健太の各衆院議員と、赤池誠章、衛藤晟一、佐藤啓、西田昌司、堀井巌、山田宏の各参院議員。杉田氏、関氏、高鳥氏、三ツ林氏、堀井氏、山田氏の6人は、党役職停止や戒告の処分を受けている。

杉田水脈氏(朝倉豊撮影)

茂木敏充幹事長(68)=衆院栃木5区、10期=の推薦人で裏金を受け取っていたのは、上野通子首相補佐官、簗和生衆院議員の2人。 投開票は27日に行われる。新総裁は国会の指名を経て、岸田文雄首相の後任の首相に就任する。 立候補した9人は次の通り(届け出順)。 ①高市早苗経済安全保障担当相
小林鷹之前経済安全保障担当相
林芳正官房長官
小泉進次郎元環境相
上川陽子外相
加藤勝信元官房長官
河野太郎デジタル相
石破茂元幹事長
茂木敏充幹事長


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