自民党総裁選が12日告示され、9月27日の投開票に向けて15日間の選挙戦が
スタートしました。過去最多9人による今回の総裁選、県民の反応を取材しました。
12日告示された自民党総裁選には届け出順に9人が立候補しました。
高市早苗・経済安全保障担当大臣
小林鷹之・前経済安全保障担当大臣
林芳正・官房長官
小泉進次郎・元環境大臣
上川陽子・外務大臣
加藤勝信・元官房長官
河野太郎・デジタル大臣
石破茂・元幹事長
茂木敏充・幹事長
県民の反応は。
【無職(70代)】
「今までの金権体質を打破できるか心配。政治資金問題とか」
【大学生(20代)】
「年配の人が多いので、若者に寄り添うような感じがしない。若い世代にも寄り添ってくれる人がいたら応援したくなる」
【会社員(60代)】
「若い人にある程度バトンタッチした方がいいのかな」
【主婦(70代)】
「それぞれの言い分は読ませていただくけど、ピンとくるものがどこもない。
今の状態がもうちょっとどうにかならないかな、経済とかが一番」
【子育て中の主婦(40代)】
「裏金問題とか、お金関係の印象しかない、自民党は。分かりやすい説明ができる党に変わってほしい」
【無職(70代)】
「国民のための政治をしてほしい。今の与党はまとまっていない」
【会社員(30代)】
「裏金問題の追及、不正があったのかなかったのか。事実確認をした上で国民の信頼を回復して、正直に誠実にしてくれる人が一番かな」
総裁選について自民党県連の前川收会長は。
【自民党県連・前川收会長】
「3年に1回、総裁を選ぶという行為は我々にとって一番大事なこれから3年間を託す我々の代表を選ぶ選挙なので、その中身についてはしっかり政策論争があってしかるべき。県連としては政策論争がしやすい環境を、多くの党員や県民に分かりやすく
やっていければいい。もし(熊本に)来たいということであればぜひ来てもらって
政策を述べていただければありがたい」
一方、立憲民主党県連の鎌田聡代表は。
【立憲民主党県連・鎌田聡代表】
「それぞれの出馬会見や今の主張を聞いていると、立憲民主党が求めていた政策を言っている人も多い。これまでの私たちの主張は正しかったと今実感している。この総裁選を契機にご祝儀相場が出てくるのでその後に解散してまた議席を得ようと、
前回の菅、岸田バトンタッチ方式を再現しようと思っているのだろう」
過去最多の9人、そして過去最長の15日間に及ぶ今回の総裁選。
自民党県連では12日、党員が使用する投票用のはがきが発送されました。
自民党総裁選は国会議員票367票と、党員・党友に割り当てられる367票を合わせた734票で争われます。
党員・党友による投票は、全国で集約し各候補者の得票数に応じて367票を比例配分します。県内の党員・党友は1万8951人。
郵便による投票のほか、9月17日から県連や党所属の国会議員の県内事務所あわせて7カ所でも投票を受け付けます。
締め切りは投開票日前日の26日までです。
熊本県選出の国会議員の対応をまとめました。
総裁選では自民党の国会議員がそれぞれ1票の議員票を投じます。
衆議院・熊本4区の金子 恭之議員と参議院・熊本選挙区の馬場 成志議員は
林 芳正官房長官を支持。
衆議院・熊本2区の西野 太亮議員は、小泉 進次郎元環境大臣の支持を表明しています。
またこれまで態度を示していなかった坂本 哲志農水大臣は河野 太郎デジタル大臣を支持することが新たに分かりました。
このほか、木原 稔防衛大臣と松村 祥史防災担当大臣は依然、態度を表明していません。
総裁選の投開票は9月27日です。
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