自民党の宮沢博行衆議院議員が、23日午後4時ごろ、東京駅前で取材に応じた。
宮沢博行衆院議員「辞職願を提出してきた。不祥事が続いてきたので、政治全体に迷惑かけられないので決断した。あらためておわび申し上げます。申し訳ございません」
辞職理由について、さらに聞くと...。
―― 一身上の都合とは女性問題か?
宮沢博行衆院議員「記事が出るかと思いますが、そういうことです」
自民党の派閥パーティーをめぐる裏金問題で、一躍脚光を浴びた宮沢議員。
23日午後、衆議院に“女性スキャンダル”を理由に議員辞職願を提出した。
宮沢議員といえば、2023年12月に裏金問題での発言で注目を集めた。
自民党・宮沢議員(2023年12月13日)「派閥の方から、かつて収支報告書に記載しなくて良いと指示がございました。3年間で140万円です。はっきり申し上げます。しゃべるな! しゃべるな! これですよ」
自身の不記載を認めたうえで、派閥内でかん口令が敷かれたことを話した宮沢議員。
そして、2024年1月には、自身が所属していた安倍派の解散を求める声を上げていた。
自民党・宮沢議員(2024年1月16日)「清和政策研究会(安倍派)は、解散すべきである。わたしは派閥に残り、派閥を介錯(かいしゃく)する。安倍派を介錯する」
安倍派解散後、宮沢議員が姿を見せたのは、地元・静岡県で行われた心身を清める行事「大寒みそぎ」。
心機一転、頑張っていきたいのか、白い鉢巻きにふんどし姿の宮沢議員。
ほかの参加者とともに水温7度の川へ入ると、心を清めようと両手を合わせ、一心に祈っていた。
自民党・宮沢議員(2024年1月20日)「みそぎから地元の活動を始めさせていただくわけですから、不思議なご縁だなと思います。とにかく出直すつもりで一歩一歩、地元で頑張っていき、国民の皆さまの信頼を回復できるよう努力していきたいと思います」
地元・静岡県の会合に参加した際には、大勢の人に対し深々と頭を下げ、回っていた。
自民党・宮沢議員(2024年4月6日)「おわびして回るしかありませんから。よろしくお願いします」
しかし、地元の有権者から聞こえてきたのは...。
支援者「あんたに任せたんだよ。今みたいな姿勢でいいな、変に隠れたりいろいろするよりは」
自民党・宮沢議員(2024年4月6日)「隠し事がないようにしていきますから、大丈夫です」
こう語っていた宮沢氏だが、女性スキャンダルを理由に23日、議員辞職願を提出した。
宮沢博行衆院議員「不祥事が続いてきたので、政治全体に迷惑をかけられないので決断した。おわびしかない。信頼を裏切ったので。(もし秋に総選挙があったら)支援者・自民党に委ねるしかない。わたしから申し上げることはできない」
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