自民党の総裁選挙は連日、地方での遊説が続いています。上位2人による決選投票を見据え、党員票の取り込みを狙う3候補の動きについて報告です。

 (政治部・飯山雄矢記者報告)
 中堅・若手議員を中心に支持を集めている小林さんはANNの取材では、議員票で40人以上の支持を固め、2位に付けています。

小林前経済安保担当大臣
「勝つつもりでやっているので、2番だと意味がないと思ってますから全力でいきます」

 陣営は「議員票70人は取れる。決選投票まで行けば相手が誰でも勝てる」と息巻いています。

 ただ、知名度が低く、党員票の獲得が大きな課題です。

 刷新感だけでなく政策力をアピールし、地方議員への働き掛けを進めています。

林官房長官
「政策をしっかりと打ち出して、支援の支持の拡大につなげていきたい」

 林さんは、旧岸田派を中心に40人近くの支持を集めています。

 陣営は「話を聞けば皆、納得するだろう」と、討論会などでの圧倒的な安定感を武器に支持を広げたい考えです。

 「党員票がもう少し取れれば、決選投票も見えてくる」と話しています。

茂木幹事長
「決めたら変えないではなくてですね、国民にとって何がベストなのか、こういったことを常に追求していきたい」

 茂木さんは、派閥の中堅・若手議員を中心におよそ30人の支持を集めています。

 ただ、幹事長でありながら「増税ゼロ」など、岸田政権の方針と真逆の政策を打ち出したことに「センスがない。議員票も離れていくだろう」と冷ややかな声が上がっています。

 実績や経験を強調すると同時に、SNSなどで親しみやすさをアピールし、党員票の取り込みを目指します。

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