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兵庫県の定例県議会を前に報道陣の取材に応じる斎藤元彦知事(右)=2024年9月19日午前10時5分、県庁、島脇健史撮影

 兵庫県の斎藤元彦知事らが内部告発された問題で、県議会の全会派・全議員は9月定例議会開会日の19日、斎藤氏への不信任決議案を共同提案する方針です。決議案は同日中に可決、成立が確実な情勢で、斎藤氏は議会解散か失職かの選択を迫られます。19日の県議会の動きなどをタイムラインでお伝えします。

10:12

議運終了、11時からまず補正予算審議へ

 兵庫県議会の議会運営委員会が終了し、本会議に提案される補正予算案の採決までのスケジュールなどを確認した。斎藤元彦知事への不信任決議案の取り扱いについての協議はなかった。予定では、午前11時に本会議開会後、斎藤知事が補正予算案などの提案理由を説明し、各会派で質疑を実施。常任委員会で審議してから、午後3時に本会議を再開し、補正予算案を討論、採決。追加議案などの採決を終えたあと、不信任決議案を提出。各会派が討論したあと採決に入る。不信任決議案の可決は夕方以降になる見通し。

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本会議の進行手順などを確認した兵庫県議会の議会運営委員会=2024年9月19日午前9時58分、兵庫県庁、杉山あかり撮影

10:03

斎藤知事「私の思いは改革進めること」

 兵庫県議会の本会議開会を前に、県庁に登庁した斎藤元彦知事が報道陣の取材に応じた。県議会の全会派・全議員が共同提出する予定の不信任決議案について、「結果を見て判断したい。法律の規定に沿って、どのような判断をすべきか様々な選択肢を考えたい」と話した。

 議会を解散して自らは続投する選択も排除しないかと報道陣に問われると、「私の思いはしっかり改革を進めていくこと。3年前に(知事選で)4年間しっかりやってほしいと負託を受けた」と述べるにとどめた。判断の時期については、「大変重い議決ですから、私にとっても県政にとっても大事な判断になりますので。タイミングも含めてしっかり熟慮していきたい」と語った。

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兵庫県議会本会議を傍聴するために訪れた男性=2024年9月19日、神戸市中央区、谷辺晃子撮影

10:00

傍聴に来た男性「見守りたい」

 兵庫県議会本会議が開かれる県公館1階で、傍聴席の受け付けが始まった。用意された傍聴席は70人分。兵庫県西脇市の会社員男性(46)は「ホームページで先着順だと知ったので、早めに来ました。県議会の傍聴は初めて。百条委は仕事で来られなかったので、時間の許す限り見守りたい」と話した。

09:57

本日の進行を確認する議運開始

 兵庫県議会の議会運営委員会が始まった。午前11時に本会議を開会し、まず補正予算案を審議・採決した後、不信任決議案を提出する進行手順などを確認する予定。

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不信任決議をめぐる今後の動き
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兵庫県議会が開かれる県公館=2024年9月19日午前9時26分、神戸市中央区=水野義則撮影
【動画】不信任決議案の動きについて語る斎藤元彦兵庫県知事=島脇健史撮影

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