秋田市に整備が計画されている新スタジアムについて、ブラウブリッツ秋田の岩瀬浩介社長は23日、「6月末のクラブライセンスの申請期限までに計画の方向性を示したい」と述べた。
秋田市は、外旭川地区に卸売市場と新スタジアム、観光・集客施設を一体で整備する計画。開発予定地の大部分が農地のため、規制緩和に向けて地域未来投資促進法を活用する方針で、県と共同で国に申請する必要がある。新スタジアムの総事業費は約90億円で、県と市がそれぞれ30億円負担する計画。
秋田市は、3月中の国への申請を目指していたが、県の同意が得られず断念し、穂積市長は、新スタジアム整備をまちづくり事業と切り離して進める可能性を示している。
23日は、ブラウブリッツ秋田の株主総会が開かれ、終了後に記者会見が開かれた。
岩瀬社長は、記者から「市が事業から切り離すと言ったら賛同するか」と問われると、「財源が、例えば100%ブラウブリッツであれば、勝手にこの場所でやりたいと言えるが、公共的な財源を必要としている身からすれば、わがままは言えない部分もあると思っているので、従っていきたい」と述べた。
一方で、次のクラブライセンスの申請期限が6月末に迫っていることから、岩瀬社長は「とにかく早く新スタジアム整備の方向性を示していかなければならない。6月末の申請までには、何かしらのしっかりとした方針を示さなければならない」と語気を強めた。
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