自民党県連は9月20日、元競泳選手の中村真衣さんを来年夏の参院選の候補者として党本部に公認申請することを正式に決定しました。中村さんは「一層、気を引き締めて頑張りたい」とコメントしています。

20日に開かれた自民党県連の総務会で議題にあがったのは、来年夏の参院選です。

【自民党県連 中村康司 総務会長】
「県連初の公募という形で今回は選定をいたしました。私自身にとりましても“戸惑う場面”が多々あったわけですが、中村真衣さんを推薦ということになっております」

参院選に向け、自民党県連が行った候補者の公募では、最終選考に残った4人のうち地域支部の意向調査で半数の支部が元競泳選手の中村真衣さんを支持。

一方、県連内では政治経験などを重視して県連会長で全国比例選出の佐藤信秋議員を推す声もあり、意見が対立していました。

しかし、県連の結束に亀裂が生じかねない事態に、佐藤議員が応募を撤回。これを受け、県連の選挙対策委員会は中村さんを候補者に絞り込みました。

20日の総務会ではこうした経緯が説明された上で、中村さんを候補者とすることを全会一致で決定。県連は今後、党本部へ公認を申請します。

【自民党県連 岩村良一 幹事長】
「精いっぱい一丸となって、その能力を発揮していただいて、勝利に結びつけていく」

これを受け、中村さんはNSTの取材に対し…

【中村真衣さん】
「決定いただいたことは大変ありがたく、一層気を引き締めて頑張りたい。最終的なゴールは県民や国民の皆さんの幸せを実現することだと思うので、そのゴールにしっかりと向かっていけるように、スタートできるように準備していきたい」

来年夏の参院選をめぐっては、立憲民主党の現職・打越さく良参院議員が立候補を予定しています。

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