野田元総理大臣は「代表選挙は政権取りを目指した戦いであり、外交や予算編成、危機管理などは、一度、総理大臣を務めているので、ほかの3人より一日の長がある。代表選挙に勝ち、総理大臣を目指す戦いに臨んでいきたい」と述べました。

枝野前代表は「日本の暮らしと経済、民主主義の危機に、これまでの経験を生かして先頭に立ちたい。人を使い捨てにして停滞した30年を転換させ、一人一人に投資する『人間中心の経済』で安心して暮らせる活力ある未来をつくる」と述べました。

泉代表は「今回は『日本を伸ばす』という政策を訴えている。『裏金問題』や旧統一教会の問題はおかしい。だからこそ何をするのか知ってもらいたい。この国を豊かにし、農業振興やエネルギーの国産化を進める。安心して任せてほしい」と述べました。

吉田晴美氏は「これからの日本の伸びしろは若い世代と女性で、その力をどれだけ引き出せるかだ。『裏金問題』の明確な答えは1つで、民間企業と同じレベルで収入も支出も監査をすれば『裏金』はできない」と述べました。

代表選挙は23日の午後、東京都内のホテルで臨時党大会が開かれ、22日に締め切られた地方議員と党員・サポーターによる「地方票」の結果が報告されたあと、国会議員などが直接、投票します。

これまでのところ、1回目の投票で4人のいずれも過半数には届かず、上位2人による決選投票となる公算が大きくなっています。

各陣営は票の上積みを目指して、国会議員などへの働きかけを続けるとともに、ほかの陣営に連携を呼びかけるなど、決選投票をにらんだ動きも活発になっています。

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