立憲民主党の野田佳彦代表は24日午後に開いた臨時の両院議員総会で執行部人事の骨格を発表した。幹事長に小川淳也前政調会長、政調会長に重徳和彦衆院議員、国会対策委員長に笠浩史国対委員長代理を充てる。23日投開票の代表選で自身を支えた議員らを中心に人選した。

選挙対策委員長は大串博志氏が続投する。代表代行を兼務する。長妻昭政調会長と辻元清美衆院議員も代表代行に就く。両院議員総会は人事を承認した。

野田氏は23日の臨時党大会で新代表に選出された。選出直後のあいさつで「24日午前中には人事の骨格を決めたい」と述べ、午後の両院議員総会で人事案の承認を求める考えを示した。「挙党態勢で政権を取りに行こう」とも語っていた。

同氏は23日夜、都内で自身が率いるグループ「花斉会」に所属する議員や、今回の代表選で野田氏を支えた小川、重徳、笠、大串各氏と会い、要職の就任を打診した。

野田氏は23日、人事について「私にはない刷新感を骨格人事でどうつくるかは重要な観点だ」と述べた。自身より当選回数が少なく、年齢も若い議員の起用に意欲を示した。

10月1日に召集される臨時国会や次期衆院選への準備を進めるため新体制の発足を急ぐ。週内には公約策定を担う「次の内閣」や総合選挙対策本部などの人事も固める方針だ。

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