次の衆院選をめぐり出馬の動きです。元衆議院議員の矢上 雅義さん(64)が熊本4区に立候補することを24日、正式に表明しました。

矢上さんは日本維新の会から出馬予定で、「水俣病問題の解決や豪雨災害からの復興を進めたい」と述べました。

【矢上 雅義氏】
「今回、衆院選熊本4区から出馬を予定している矢上と申します」

矢上さんは衆議院議員を通算3期務め、前回の衆院選に立候補しましたが落選。去年の人吉市長選にも挑戦しましたが、現職に敗れています。

現在、会社役員の矢上さんは日本維新の会から出馬予定で、24日の会見では「福祉や子育て政策などで私の考えと一致する部分が多い」と述べた上で、「水俣病問題や川辺川へのダム建設を含めた豪雨災害からの復興を進めていきたい」と述べました。

【矢上雅義氏】
「裸一貫ではないが、組織という大きな組織はない。有権者から『役に立つな』と、『この人はまじめにやってるな』と心に訴える選挙をしたい」

また、日本維新の会の県組織の副代表を務める松野 明美 参議院議員は、矢上さんのこれまでの政治家としての実績を評価した上で「4区は広くて支援が行き届いていないのが実情。一つの政党だけでは限界がある。熊本でも新しい風を吹かせたい」と支援を強調しました。

次の衆院選・熊本4区には自民党・現職の金子 恭之さん(63)が立候補を予定しているほか、立憲民主党の新人、笹本 由紀子さん(59)も出馬する予定です。

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