サッカーJ2ブラウブリッツ秋田に24日、来シーズンJ1でプレーするためのライセンスが交付されることが決まった。一方で、ライセンスはこれまで同様にスタジアム整備に関する条件が付いていて、多くの課題を残している。
24日午後5時から開かれたJリーグの記者会見で、クラブライセンス交付を判定するJリーグの第三者機関から、来シーズンのライセンスの判定結果が発表された。
J2のブラウブリッツ秋田は今シーズン同様に、来シーズンJ1で戦うために必要なライセンスを条件付きで取得した。
クラブライセンス事務局の大城亨太マネージャーは「今回の判定については、スタジアム整備が前に向かっているかどうかが一つポイントになっている」と話した。
ブラウブリッツ秋田は今シーズン、新スタジアム整備に向けた活動計画と進捗(しんちょく)状況を随時報告することを条件に、J1ライセンスを交付されている。
来シーズンに向けた今回のライセンス申請では、ホームスタジアムを引き続きソユースタジアムとして、これまでと同様、新スタジアム整備に向けた進捗状況を報告することにしている。
こうした中で、スタジアムのトイレの数と屋根のカバー率の不足による「制裁」は、2023年の判定に続きブラウブリッツ秋田だけだった。
秋田市は、外旭川地区の卸売市場の再整備で生まれる空きスペースに新たなスタジアムを整備する計画を進めていた。
しかし、Jリーグからスケジュールの遅れを厳しく指摘されていることを受け、秋田市の穂積市長は、新スタジアムの候補地を八橋運動公園の第2球技場と健康広場に絞り込む考えを示している。
来シーズンのJ1クラブライセンスは取得できたが、多くの課題を残す結果となっている。
なお、穂積市長は「新スタジアムの整備場所は、Jリーグ・秋田市・県の三者で合意の上で2024年中に確定し、事業主体や整備費用のあり方などについてもできるだけ早く決めたい」とコメントしている。
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