日本維新の会が25日に開いた国会議員団役員会で、浅田参院会長と猪瀬参院幹事長が、執行部の問題点を指摘し、馬場代表らに直接、党内改革を求めたことが分かった。

役員会は冒頭のみ報道陣に公開され、浅田氏が「これまで政策活動費がどのように使われてきたかをチェックする党内チームを立ち上げることが必要だ」と述べ、藤田幹事長に直接、設置を要求した。

維新関係者によると、役員会が非公開となった後、猪瀬氏が党役員の任期を年数で定めることや、政策活動費のフルオープン化を求めた。

また猪瀬氏は、「身を切る改革」と称する議員報酬の2割カット(党に納付し被災地等に寄付)について、「党本部の政策活動費の使い道が不透明なままなら、大阪以外の地方議員は除外するべきだ」との主張も展開したという。

維新は政策活動費について、当初は「領収書の10年後公開」を主張したが、「2025年度めどに廃止」に方針転換。

一方で現在も続く幹部らの飲食費等の支出に、党内から不満の声が出ていた。

維新は役員会後に両院議員総会を開いていて、2人は総会でも同じ内容を訴えるとみられる。

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