答弁する小泉進次郎環境相=国会内で、川田雅浩撮影

 自民党総裁選に立候補している小泉進次郎元環境相は25日夜、BSフジの番組で、派閥裏金事件で収支報告書に不記載のあった議員に、次期衆院選で比例代表への重複立候補を認めるかどうかについて、「議員自身の判断」との見解を示した。比例代表で党が地域ブロックの議席を獲得していれば、小選挙区で落選した場合でも惜敗率によって復活当選できる。

 小泉氏は世襲批判を受けながら自身が初当選した2009年衆院選で比例重複を辞退したことを挙げ、「退路を絶つ覚悟を示した。そういうことも含めて有権者が総合的に判断される」と語った。一方、公認の是非については「地方組織の声を踏まえて、最終的には新たな執行部から厳正に判断する」と従来の説明を繰り返した。

 一方、石破茂元幹事長は、公認を出す際に総裁自らが直接聞き取りをする考えを示した。高市早苗経済安全保障担当相は「地元で説明責任を果たし、勝てる状況であれば公認する。そうでなければ別の方を立てざるを得ない」と語った。【池田直】

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