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 自民党総裁選は27日に投開票を迎えます。事実上、次の総理大臣を決める裏で、総理経験者3人のキングメーカー争いが激化しています。

■進次郎節健在も 最終盤で失速?

 記者が次々と立ち上がるなか、姿を見せたのは小泉進次郎元環境大臣(43)です。 小泉氏
「なかなか新しい取材スタートですね。みんなが座っていて」
「(Q.油断していました)油断してた?こっちは油断もできないですよ。どんな質問が来るのかいつも」

 軽快な進次郎節の一方で、最終盤で失速が報じられ、苦戦も見え隠れします。

 おひざ元の神奈川県では、横浜の市議35人とその支援者らが総がかりで4万人弱に電話。一日1人あたり200件のペースで電話をかけ、逐一、菅義偉前総理(75)の事務所に状況を報告していたといいます。 自民党横浜市連 佐藤茂市議
「菅前総理は懸命に努力をすると、双方ですね、役割分担。当選に向けて頑張ろうと打ち合わせした。議員と事務所支援者を動員して、約4万人に電話で(小泉氏)支持をお願いした」

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■無派閥アピールも 小泉氏が麻生氏と面会

■無派閥アピールも 小泉氏が麻生氏と面会

 3強に挙げられる有力候補の小泉氏・高市早苗経済安保担当大臣(63)・石破茂元幹事長(67)がデッドヒートを繰り広げるなか、注目は「キングメーカー」と言われる党実力者の動向です。

 小泉氏を支えるのは、菅氏。一方、決選投票になった場合、「麻生派は高市氏支援に回るのでは」という見方が出ています。

 高市氏は24日、「毎日、先生方のおかげで一歩一歩、前進できていることを私も体感しています」と述べました。

 麻生太郎元総理(84)が高市氏支持に傾く理由は…。 テレビ朝日政治部 森洋介記者
「小泉氏や石破氏の後ろには『麻生氏と距離がある』と言われている菅前総理や非主流派の議員がいて、麻生氏としてはその2人には乗りにくい側面があります」

 ところが、小泉氏が24日、麻生氏のもとを訪れ、およそ30分間会談したことが分かりました。これまで無派閥をアピールしてきた小泉氏ですが、この局面で頼るのは派閥ということなのでしょうか。

小泉氏
「一人でも多くの方に支援をお願いする。これは当然だと思います」

 衆参両院合わせて、50人余りが所属する麻生派の支援があれば、議員票の比重が高い決選投票で有利になります。

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■1月の震災に続く大雨被害 石川の自民党員の声

■1月の震災に続く大雨被害 石川の自民党員の声

 もう一人の有力者である岸田文雄総理大臣(67)は24日、外遊を終えて、総裁選への対応を本格的に協議し始めました。岸田総理はどの候補に、次期総理を委ねたいと考えているのでしょうか。 森記者
「(岸田総理の)側近の木原幹事長代理が小泉陣営に入った。小泉氏に乗るとみる人も。本人はまだ決めていない」

 自民党の党員投票は26日に締め切られます。

 元日の震災に続いて、大雨が襲った自民党石川県連党員の1人(48)は「皆さんそれぞれ能登の震災のことに触れてはいるが、防災省(創設)という具体的な政策があったのは石破氏だけかなと思った」と語っています。

 この男性は石破氏に投票を決めました。今回の総裁選は、個人の判断に委ねられ、投票先は様々だといいます。

 次の総裁は誰になるのでしょうか、27日に注目の投開票を迎えます。

(「グッド!モーニング」2024年9月26日放送分より)

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