兵庫県の斎藤知事が今月30日に失職し、出直し選挙に臨む意向であることが分かりました。
【関西テレビ 松浦武司記者】「このあと午後3時からこちらの部屋で、斎藤知事の臨時の記者会見が行われます。会見開始1時間ほど前にも関わらず、多くの記者が集まっています。きょうの会見ですが、記者にも事前に知らされていたものではなく、午前9時半ごろに県からの連絡で知らされました」
斎藤知事のパワハラなどの疑惑をめぐり、先週、兵庫県議会で知事の不信任決議が全会一致で可決されました。
斎藤知事は今月29日までに「議会の解散」か「失職」、または「辞職」を選ぶことになりますが、これまで進退について明言していませんでした。
議員を取材していると、きのう25日までは、ほとんどの議員が「知事は解散を選択すると思う」と話していて、解散する説が濃厚でした。
しかし、26日朝、県議など一部の関係者に知事から、今月30日付で自動失職し、出直し選挙に臨む意向を伝えたことが分かり、このあとの会見で、詳しく説明する予定です。
Q.なぜこのタイミングでの決断となったのか?
【関西テレビ 松浦武司記者】「週末の日曜がタイムリミットだった中で、なぜ、きょう26日を選んだのかについては詳しくは分かっていませんが、実務的な手続きも踏まえて、平日のうちに発表したと思われます。議員からは『選択は固まっていたが、メディアに露出するために時間を稼いでいたのでは』といった声も聞かれました」
Q.議員や各会派の受け止めは?
【関西テレビ 松浦武司記者】「不信任可決以降、次の知事候補の選定に各会派は動き出しています。共産はすでに独自候補を擁立していて、自民・維新もぞれぞれ、独自候補の擁立を目指しています。一時は自民・公明・立憲で候補者を立てるという話もありましたが、現時点では話はまとまっていないということです」
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