兵庫県明石市の前の市長・泉房穂さんが、斎藤知事を選挙で推薦した維新の対応について、「無責任」などと批判しました。
兵庫県の斎藤知事は先週県議会で議決された不信任を受け、「30日付で失職し、出直し選挙に出馬する」と決めました。
■維新・吉村共同代表は「告発者探し間違っている 謝罪すべき」と斎藤知事に伝える
これについて日本維新の会の吉村洋文共同代表は、26日正午ごろ取材に応じ、26日朝に斎藤知事と電話をしたことを明かし、次のように述べました。
【日本維新の会 吉村共同代表(26日正午ごろ)】「やはり斎藤知事には改革の実績があると思います。意欲もある。現実に天下り改革もやりましたし。だけど今回の件の告発者探し、告発者つぶしだと僕は思っていますけど、ここはやはり間違っていることを認めて謝罪するべきだという僕の考え方は伝えました」
「(出直し選挙の対応は)斎藤知事自身がこれからどういう対応をされるか発表すると思いますが、それを踏まえて判断します」
「僕自身が思うのは、維新の会という党として、ここは許せる一線、許せない一線というのを、ちゃんと明確に引くべきだと思うんです」
■泉前明石市長 維新は「斎藤知事を擁護 厳しく責任取るべき」
関西テレビのnewsランナーに出演した、コメンテーターで兵庫県明石市の前の市長・泉房穂さんは、こうした発言を受け、維新の対応は「無責任だ」と批判しました。
【泉房穂前明石市長】「いや、無責任ですね。3年前(の知事選挙で、斎藤知事を)維新主導で擁立し、今回の百条委員会(の設置)も維新は反対してるんですよ。もっと責任感じてほしいですね。
しかも実績があったと強弁してますけど、ほんまに実際ありましたか?私は疑問に思いますから、今、この期に及んで斎藤知事を擁護してるような状況ですから、私は維新は厳しく責任を取るべきだと私は思っています。
やっぱり早い段階で公益通報の部分をもっと取り上げるべきでしたし、権力者というものが人事権や予算編成権を背景にして、その強大なる権限を誰のために、何のために使ったのかと。自分の欲しいものをゲットするとか、自分に刃向かう者をある意味、もみ消すような形で使ったことが問題なんです 」
(関西テレビ「newsランナー」2024年9月26日放送)
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