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 27日午後、自民党の新総裁が決まります。小泉進次郎氏(43)、石破茂氏(67)、高市早苗氏(63)が激しく競り合い、この3人のうち2人が決選投票に進む可能性が高まるなか、麻生派は26日夜、高市氏が決選投票に進んだ場合、派閥としてまとまって投票することを決めました。

■麻生派 決選投票では高市氏に投票へ

石破元幹事長
「経済はどうなるんだ、人口はどうなるんだ、安全保障はどうなるんだ、医療や年金や介護はどうなるんだ、地方はどうなるんだ。私は今回、日本を守る、そういうスローガンを掲げました」 小林鷹之前経済安保担当大臣(49)
「自民党を変えるためだけに挑戦したんじゃありません。もう一回この大好きな日本を、世界のど真ん中に立たせる。その夢を形にするために、私は今回立候補したんです」  街頭演説に力を入れる候補がいるなか、河野太郎デジタル大臣(61)は26日夕方、「河野新総裁のもと、国民から信頼が取り戻せるように頑張っていきたいと思います」と話していましたが、その後、所属する麻生派が、1回目の投票で他の候補の推薦人になっていない議員を中心に、高市氏の支持にまわることを決めました。  麻生太郎副総裁(84)は先月、派閥に所属する議員を前に「同じ釜の飯を食って育ってきた河野太郎を同志としてしっかり応援していきたい」と話していましたが、決選投票に高市氏が進んだ場合は、派閥としてまとまって高市氏に投票する方針です。

 その高市氏は、議員票の取り込みに注力しました。

高市経済安保担当大臣
「とにかく元気に笑顔で全力を尽くし、 明日(25日)もまた懸命に電話をいたします」

 25日、26日と、カメラの前には姿を見せず、議員宿舎にこもって電話をかけ続けていました。

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■各候補者が票獲得へ奮闘

■各候補者が票獲得へ奮闘

 他の候補者たちも。 小泉元環境大臣
「最後まで投票箱が閉まるまで分からないのが選挙ですから、気を引き締めて決勝に残り、そしてまた勝利をつかめるように最後まで頑張っていきたいと思います」
「(Q.総裁選フルスイング、きょう、どんな活動を?)言えません」 上川陽子外務大臣(71)
「ギリギリまで議員票ということで、お一人お一人のところに私自身の最後のお願いをしているところであります」 茂木敏充幹事長(68)
「きょうからあしたにかけては、それぞれお互い攻防になるわけですから。さらに一票でも積み増しできるように頑張る」 林芳正官房長官(63)
「1票1票の積み上げ、こういうことが中心になってくる」 加藤勝信元官房長官(68)
「まだあしたまで丸1日あります。最後まで一人でも多く議員の方のご支援を頂けるように頑張ってまいります」

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■なりふり構わず“重鎮詣で”

■なりふり構わず“重鎮詣で”

 有力視されている候補の陣営で盛んになっているのは“重鎮詣で”です。

 26日、二階俊博元幹事長(85)のもとを訪ねたのは、午後2時に石破氏、3時半には高市陣営の選対本部長・中曽根弘文氏、その30分後には小泉氏も。

小泉元環境大臣
「選挙ってのは一人一人に誠心誠意お願いする。当たり前のことと思います」

 議員票の上積みを目指し、なりふり構わずアプローチをしています。

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■“失速”小泉氏 決選投票自信

■“失速”小泉氏 決選投票自信

 最終盤の情勢は。 テレビ朝日 政治部 平井雄也記者
「今の時点では小泉さん、石破さん、高市さんの3人が激しく競り合っていて、ふたを開けるまで分からない状況」  議員票については、小泉氏がおよそ60票を固めました。

 菅前総理をはじめとする無派閥の議員や、二階派、旧岸田派の一部の議員から支持を得ています。

 高市氏は40票近く。安倍派など保守系の議員らを中心に集めています。

 石破氏は35票前後で、無派閥のベテラン議員や参議院議員を中心に票を固めています。

 一方で、およそ40人の動向が分かっていません。その中でも有利なのは。

平井記者
「小泉さんは世論調査などをみると、失速気味ではあるものの、議員票ではリードしているので、党員票で伸び悩んだとしても、決選投票にさえ残ることができれば勝てると陣営はみている」

 石破氏と高市氏の決選投票になった場合は。

平井記者
「いまのところ石破さんが優勢だとみられる。前回の総裁選で『小石河連合』を組んだ小泉陣営から菅さんなど多くが石破さんに票を投じるとみられる」

 新しい総裁は27日午後に決まります。

(「グッド!モーニング」2024年9月27日放送分より)

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