過去最多の9人が立候補した自民党総裁選。
石破茂氏が決選投票で逆転し、新たな総裁に選ばれました。対峙(たいじ)することになる立憲民主党の野田佳彦新代表はその瞬間、どう見ていたのでしょうか。
■総裁選 投開票日 見守る立憲・野田新代表
自民党本部の外壁に掲げられた、総裁選の巨大な横断幕。時代は「誰」を求めるか、とありますが―
決めるのは自民党の党員・党友、そして国会議員です。
27日、自民党総裁選は投開票日を迎えました。
対峙する相手は誰になるのか。野党第一党の代表に選出されたばかりの野田元総理もその行方を見守ります。
立憲民主党 野田新代表(67)「ちょっと小泉さんは失速している感じ…」 国会議員票は、今回368票。党員・党友の地方票も同じ368票。およそ105万人の票が各候補者に比例ドント方式で分配されます。
この合計で過半数を獲得する候補者がいなかった場合、上位2人による決選投票になります。
総裁選選挙管理委員会 逢沢一郎委員長「これにて議員投票を終了します」
総裁選は劇的な展開に。その時、野田新代表は何を語ったのでしょうか。
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■5度目の正直 石破氏、決戦で高市氏を逆転■5度目の正直 石破氏、決戦で高市氏を逆転
午後2時すぎ―
逢沢委員長「開票の結果が判明しましたのでご報告申し上げます」 1回目の投票の結果が出ました。 逢沢委員長
「過半数を得た候補者はありませんでした」 国会議員票と地方票の合計でトップに立ったのは、181票を得た高市早苗経済安保大臣。続いて2位は、154票の石破茂元幹事長です。
小泉進次郎元環境大臣は国会議員票では最多だったものの、地方票が伸び悩みました。
決選投票には高市経済安保大臣、石破元幹事長が進みました。決選投票では、地方票は各都道府県1票の47票に減ります。大きくものをいうのが国会議員票。敗れた候補に投じられた票がどこに行くのかです。
結果が判明したのは、午後3時20分すぎです。
逢沢委員長「議員票は、高市早苗君 173票、石破茂君 189票。都道府県票は、高市早苗君 21票、石破茂君 26票」
「よって石破茂君をもって当選者と決しました」
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■新総裁に石破氏 野田氏どう見た?■新総裁に石破氏 野田氏どう見た?
5回目、そして最後だとしていた挑戦で石破元幹事長が勝負を決しました。
新総裁・自民党 石破元幹事長「国民を信じ、勇気と真心をもって真実を語り、日本国をもう一度、皆が笑顔で暮らせる安全で安心な国にするために、石破茂、全身全霊を尽くしてまいります」 地元鳥取で石破元幹事長が通う洋食店の店主夫妻は、テレビから目を離せずにいました。
誰が対峙する相手になるのか。見守っていた立憲・野田新代表は…
立憲民主党 野田新代表「本当にやりがいのある相手だと思いますね。正論を吐く論客ですから、かみ合う議論ができると思います」 この記事の写真を見る(10枚)
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