▼自民党四役 自民党の要職である幹事長、総務会長、政調会長、選挙対策委員長の総称。与党であれば総裁は首相として政権運営にあたるため、四役が党運営の中心となり、ナンバー2の幹事長が実質的に取り仕切る。人事は総裁が交代する場合や組閣、内閣改造などにあわせて実施する。

幹事長は党則で「総裁を補佐し、党務を執行する」と役割が決められている。党の資金の使途や人事、選挙の公認などに影響力を持つ。人脈を広げたり党所属議員との関係を深めたりして求心力拡大につながるポストだ。

総務会長は党の最高意思決定機関の総務会を取り仕切る役目を負う。政調会長は党の政策立案の責任者で、各部会で議論した政府の法案などを国会提出前に審査する政務調査会をまとめる。国政選挙や知事選の候補者調整や対策にあたる選対委員長は2007年に当時の福田康夫総裁が選挙対策総局長から格上げで新設した。

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