大阪府四條畷(しじょうなわて)市の東(あずま)修平市長(35)は、2期目の任期満了に伴う12月15日告示、22日投開票の市長選に立候補せず、「市長候補」を求人サイトを通じて公募する。

 25日、東氏の事務所が取材に対し明らかにした。公募は人材サービス会社「エン・ジャパン」のサイトを使う。

 募集期間は25日から10月15日までで、条件は25歳以上の日本国民。オンライン説明会を3回開く予定。書類選考、東氏によるオンライン面接、市民を交えての議論を経たうえで10月下旬に決定する。その後は東氏と、東氏が設立した政治団体が活動を支援するという。

 東氏は外務省職員などを経て、2017年1月の市長選に28歳で立候補し初当選、当時の全国最年少市長となった。エン・ジャパンの求人サイトで副市長を公募したこともある。

 不出馬の理由は「権力の長期化に伴う弊害からの脱却」とし、公募に関しては「多くの人にチャンスを開き、熱意と素質がある人材が首長というキャリアに挑戦できる環境をつくりたい」と説明しているという。(編集委員・中島隆)

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