会談した自民党の浜田靖一国対委員長(左から2人目)、立憲民主党の笠浩史国対委員長(同3人目)ら=国会内で2024年9月30日午前11時15分、田辺佑介撮影

 自民党の浜田靖一国対委員長は30日、国会内で立憲民主党の笠浩史国対委員長と会談し、10月1日召集の臨時国会の会期について9日までとすることを提案した。会談後、笠氏は記者団に、自民の提案は9日に衆院を解散することが前提だとして「到底受け入れがたい」と抗議したことを明らかにした。

 笠氏は、会談に先立って開かれた野党国対委員長会談で「予算委員会などで十分な審議時間をとり、解散・総選挙に必要な国民の判断材料を提示した上で解散すべきだと(野党間で)確認した」と説明。その上で「正式な議院運営委員会の理事会で与党側から提案があった場合には、断固として拒否したい」と述べた。自民は石破茂総裁の就任に伴い30日午後に新執行部を発足させる予定で、浜田氏らは「(後任に)しっかり伝える」と応じたという。【川口峻、田辺佑介】

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