国会では、政治とカネを巡る問題がくすぶったままです。

立憲民主党 蓮舫議員
「今、行われている全国で3カ所の衆院議員の補欠選挙なんですけど、この結果は総理への国民の判断ですよね?」

岸田総理大臣
「はい。私への判断も含まれると考えます」

立憲民主党 蓮舫議員
「であればこそ3カ所全部でちゃんと候補者を擁立して、自分への国民の審判がどういうものなのか、しっかりと問うべきだったと思うんですが」

 3つの衆議院補欠選挙のうち、2つの選挙区で自民党は候補者を擁立しませんでした。

岸田総理大臣
「候補者の擁立の可能性を追求する、これは当然のことであります。しかしながら地元と協議のうえで、ご指摘のような対応に決定したと」

立憲民主党 蓮舫議員
「火の玉となって国民の信頼回復に取り組むと言っておられましたよね。でも、2選挙区では国民の審判から逃げて不戦敗と結果としてなってしまった。火の玉ってもう燃え尽きちゃったのかしら?」

岸田総理大臣
「いえ、燃え尽きてはおりません。今、信頼回復に向けての取り組み、これは道半ばであると認識をしています」

 政治資金規正法の改正に向け23日、自民党が取りまとめた独自案を巡っては、連座制の導入に踏み込んでいないと批判。

立憲民主党 蓮舫議員
「自民党案で(収支報告書の)確認書を導入したとしても、会計責任者の処罰が確定していなければ(議員に)処分が連座しないんです。全く連座になっていない、なんちゃって改革じゃないですか」

岸田総理大臣
「公職選挙法の連座と政治資金規正法における責任の厳格化、これは全く同じに扱うことはできないと思っています」

 議員本人にも責任が及ぶ連座制は導入されるのか。さらに議論が続きます。

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