3月、県内で初めて「特定都市河川」に指定された最上川水系・石子沢川(いしこざわがわ)流域の水害対策を話し合う協議会が中山町で開かれた。
4年前の7月、大雨による増水で発生した中山町の内水氾濫の様子。
町の中心を流れる最上川水系の石子沢川が氾濫し、約130戸に床上や床下浸水する被害が出た。
こうした水害を受け、国は3月、石子沢川と町の中心を流れる新堀川(しんぼりがわ)を、浸水被害対策を重点的に行う「特定都市河川」に県内で初めて指定した。
24日、中山町で水害対策を推進する初めての協議会が開かれ、国交省や県の担当者のほか、中山町・山辺町の町長などが出席した。
協議会ではこれまでの浸水被害の報告のほか、今後想定される河川の掘削や田んぼダムの整備など、水害対策が紹介された。
(中山町・佐藤俊晴町長)
「地方での特定都市河川の指定は少ない。一つの例になって私たちの町と同じような所も水害に対応できるような見本になればいい」
次の協議会は8月を予定していて、今後は住民との意見交換なども行いながら、来年3月末をめどに流域水害対策計画の策定を目指すとしている。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。