自民党の石破総裁が第102代の首相に就任し、1日夜、新たな内閣を発足させ、記者会見に臨みました。

石破茂新首相:
この内閣は、「納得と共感内閣」というふうに考えている。

1日夜、正式に発足した新しい内閣。
石破首相は、「納得と共感内閣」と命名しました。

午後9時からの記者会見で石破首相は、衆議院を9日に解散することを明言し、“解散の大義”について説明しました。

石破茂新首相:
10月9日に衆議院を解散し、10月15日公示、10月27日に総選挙を行うこととする。この内閣を信任いただけるか、あるいは他の選択があるのか、それを主権者たる国民の皆さま方に問うのが、私は大義だと思っている。

早期解散の方針に野党は猛反発しています。

立憲民主党・野田代表:
(石破氏は)与野党が予算委員会等で論争して、国民の皆さまに判断材料を提供してから信を問うと。言ってきたことを守ってないじゃないか。

日本維新の会・馬場代表:
敵前逃亡内閣というのが、ぴったりの名称じゃないかなと思います。

国民民主党・玉木代表:
「議論から逃げる内閣」と言わざるをえない。

一方、経済政策について、石破首相は会見で、「低所得者・世帯向け給付金など物価高への緊急対策を行う」と表明し、最低賃金について「2020年代に全国平均1500円への引き上げを目指す」と述べました。

また、「新しい地方経済・生活環境創生本部」を創設し、担当相を置くことを明らかにしました。

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