10月1日、”石破新内閣”の始動初日は、決して順風満帆と言える船出とはならなかった。
国会では石破氏が”前言撤回”し、早期解散を宣言したことについて、野党が猛反発。
また、麻生氏は石破氏と目を合わせもせず、強い確執が感じられた。
一方で新体制では、19人中13人が初入閣となり、新閣僚の“目玉”と言える三原じゅん子氏にFNNが単独取材した。
19人中13人が初入閣
10月1日午後、第102代の内閣総理大臣に選出された石破茂・自民党総裁(67)。
この記事の画像(14枚)選出の瞬間も、石破新総理の表情は固いままだった。
選挙を間近に控える石破内閣の船出は、決して順風満帆とは言えないものだった。
城内経済安保相:
はい、ありがとうございます。身に余る重責でございます。
平均年齢63.4歳。(※石破氏を除く、小数点2ケタを四捨五入。番組調べ)
19人中13人が初入閣となった、新閣僚の“目玉”と言えるのが三原じゅん子氏(60)だ。
人気ドラマで、不良少女役を演じたのち歌手としても活躍。
若い男性から絶大な人気を集めまた。
「色々な事情ある女性への政策も」
FNNは、その三原氏を大臣就任直前の1日昼頃、単独取材。
子ども政策を担当することについて、次のような意気込みを口にした。
三原じゅん子新こども政策相:
子ども産んだことないのに、育てたこともないのに子ども大臣できるのかというようなご心配を頂いているが…いろいろな事情がある、そういう女性政策にも目を向けたい。
その上で、政府与党の一員として、一致団結をアピールした。
三原じゅん子新こども政策相:
自民党っていうのは、総裁選が終わったらノーサイド。
腕組み仏頂面の麻生氏
しかし、その総裁選に敗れた陣営からは、とても一枚岩とは言えない不穏なムードが漂っている。
――今回(党の)総務会長を打診されたと報道され、それを断られたとのことだが、それは事実か?
経済安保相を退任した高市早苗氏:
ま、党の役職の話でございますので。大臣会見の場では申し上げにくうございます…残念!(笑)
そんなムードの中心にいるのが、麻生最高顧問(84)。
党の会合で、他の議員には笑顔を見せていたものの、石破氏が会場に現れると、麻生氏は席も立たず、腕を組んで仏頂面をしていた。
2つ席を挟んだ本会議場では、お互い目も合わせることはなかった。
「嘘つき」野党が猛反発
一方、野党は早くも戦闘モードだ。
立憲民主党 小川淳也幹事長:
まさに有言不実行、言行不一致。ここに至っては、もはや嘘つきのそしりすら免れないのではないか!
小川幹事長の切り込みに、「そうだ!」という声が相次ぐ。
総裁就任前には、国会論戦の必要性を訴えていたにも関わらず、予算委員会なしで解散する構えの石破新体制に猛反発。
国会は初日から荒れた。
れいわ新選組 大石議員:
こんなことしたら、おかしいんだ!
議長:
降壇を命じます、議場を混乱させてはいけません。
れいわ新選組 大石議員:
混乱させなきゃダメだろ!
波乱含みでスタートした臨時国会の会期は、わずか9日間。
野党が反発を強める中、今月9日に解散、27日に総選挙の見通しだ。
(「イット!」10月1日放送より)
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