岩屋毅外相は2日の就任記者会見で、日中関係について、「大事な隣国である中国と対話を強化していきたい」と表明した。同時に「できるだけ早く王毅共産党政治局員兼外相にお目にかかりたい。率直な対話を積み重ねていきたい」と述べ、早期会談に意欲を示した。

岩屋氏は会見で、「日本と中国は地域あるいは国際社会の平和と繁栄にとって極めて重要な責任を有している国だ」と指摘。日中間で確認した戦略的互恵関係に触れ、「主張すべきは主張し、中国に責任ある行動を求め、協力すべきは協力していくという建設的かつ安定的な関係を構築していきたい」と強調した。

日韓関係に関しては「極めて重要な2国間関係だ。日韓が緊密に連携していくことが東アジア地域の安定と繁栄につながっていく」と述べた。ロシアのウクライナ侵攻を非難し、対ロ制裁とウクライナ支援を継続する方針も示した。

就任の記者会見に臨む岩屋毅外相=2日、東京・霞が関の外務省

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