石破茂首相は2日、韓国の尹錫悦大統領と約15分間、電話協議した。2025年の日韓国交正常化60年を見据えて共に取り組むことを確認。弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮への対応などを巡り、引き続き日韓、日米韓3カ国で緊密に連携することで一致した。尹氏は拉致問題に関し、日本を支持すると伝えた。
首相は電話協議で「日韓の緊密な連携は双方にとって不可欠で、日韓関係をさらに発展させていきたい。大統領と緊密に連携していくことを楽しみにしている」と述べた。
韓国大統領府によると、尹氏は「韓日両国が価値と利益を共有する重要な隣国・パートナーだ。今後とも緊密にコミュニケーションを図り、協力を増進させていこう」と述べた。両首脳は、首脳同士が相互訪問する「シャトル外交」を続け、できるだけ早い時期に会談することでも一致した。
石破首相はその後、オーストラリアのアルバニージー首相とも電話協議し、安全保障分野などで引き続き緊密に連携することを確認した。【園部仁史、ソウル日下部元美】
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