中山町は、きょう10月2日をことしから「芋煮会の日」と制定した。「芋煮会の日」に合わせ、中山町の名物・棒ダラ入りの芋煮が町内全ての小中学校で給食として提供された。
中山町長崎小学校でも、給食の献立として「棒ダラ入りの芋煮」が全児童に提供された。
“芋煮会の発祥の地”でもある中山町は、ことし町制施行70周年を迎えることに合わせて、きょう10月2日を「芋煮会の日」と制定している。
中山町では、江戸時代に最上川の船頭たちが牛肉ではなく魚のタラを乾燥させた「棒ダラ」を「サトイモ」と一緒に煮込んで食べたとされている。
児童たちは、いつもとは違う棒ダラ入りの芋煮を味わい楽しんだ。
(児童)
「いつも食べている山形芋煮は牛肉やネギが入っているが、きょうは棒ダラと油揚げとか入っていて、いつもと違っておいしい」
「普通の芋煮だと肉とかが入っていて醤油味だけど、棒ダラ芋煮だと魚の出汁がきいていておいしかった」
「棒ダラ芋煮を食べたことがなかったから『どういう味かな』と思ったけど、すごくおいしかったので、また機会があったら食べたいなと思った」
「初めてきょうが芋煮の日と知ったので『そうなんだ』ということと、歴史とか考えながら食べたいなと思った」
今後も、中山町では地元の歴史や味を子どもたちに伝えるため、「芋煮会の日」に棒ダラ入りの芋煮を給食として提供するとしている。
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