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 利上げに前向きだとして株が急落した“石破ショック”から2日。日銀の植田和男総裁と会談した石破茂総理大臣は「追加の利上げの環境にはない」と明言しました。

■地方創生で「イシバノミクス」は成功するのか

 新内閣発足から一夜明けた2日、石破総理は日銀の植田総裁と面会しました。  会談後、日銀の利上げについて問われた石破総理は、「追加の利上げをするような環境になるとは考えておりません」と述べました。

 石破総理は、これまで「アベノミクス」に否定的な立場で、利上げを容認する姿勢を見せていたこともあります。株が急落した石破ショックにこりたのか、追加利上げに否定的な姿勢を鮮明にしました。

 4日に行われる所信表明演説では肝煎り(きもいり)政策として、地方創生のための交付金の倍増を目指す方針を表明する考えです。

 石破総理の最側近とされる赤沢亮正経済再生担当大臣は、「地方にドンとお金を今までよりも多くつけて、地方独自の取り組みを今まで以上に力を入れて応援する。イシバノミクスと考えております」と述べました。

 得意分野の地方創生で「イシバノミクス」は成功するのでしょうか。

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■麻生氏&茂木氏は4時間会談

■麻生氏&茂木氏は4時間会談

 石破内閣発足から一夜明け、2日は各省庁で引き継ぎ式が行われました。 立憲民主党 小川淳也幹事長
「一連の自民党総裁選を含めて行き詰まった裏金問題に、けむに巻いて逃げ切ることしか考えてない」 日本維新の会 馬場伸幸代表
「裏金議員は重複立候補を禁止する、事実上おとがめなしという方向で動きつつあります。総裁選挙の時に言っていたことを、次から次へとほごにしているような内閣と言わざるを得ません」 共産党 山添拓政策委員長
「自民党政治の行き詰まりが、深刻なものとして浮き彫りになっている」  注目されているのが、総理を支える自民党の新旧副総裁の動きです。前任の麻生太郎氏のもとを、新任の菅義偉氏が訪ねました。政治的に距離がある2人の面会は、15分で終了しました。  その麻生氏は夜になって、都内のフランス料理店に姿を見せました。会食の相手は総裁選に敗れ、無役となった茂木敏充前幹事長です。

 茂木氏と麻生氏は、総裁選の決選投票で高市早苗氏を支持したとみられています。

 石破政権で自民党最高顧問の肩書を与えられた麻生氏ですが、石破総理とは“犬猿の仲”です。

 今や非主流派となった2人の話し合いは4時間に及びました。 茂木前幹事長
「麻生さんからお疲れさまって葉巻をもらってね」
「(Q.2人で4時間以上)4時間いたの」  一体、何を話し合ったのでしょうか。 政治ジャーナリスト 田崎史郎氏
「麻生さんが茂木さんに俺は冷や飯を食ったことがあるから、おいしい冷や飯の食い方を教えてあげるよという話をしていた。総選挙で自民党と公明党合わせて過半数を取れなければ大変なことになる。総選挙後の政局をにらんで、今、提携関係を強めている段階」

(「グッド!モーニング」2024年10月3日放送分より)

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