仙台市が導入を目指す宿泊税の条例案について、10月4日午後5時50分ごろ、仙台市議会で採決が行われ、賛成多数で可決、成立しました。
最終日を迎えた仙台市議会9月定例会。注目されたのは、市が導入を目指す宿泊税についてです。そもそも宿泊税は観光振興策の財源として、1泊6千円以上の宿泊を対象に1人あたり一律300円を徴収するものです。4日の市議会では事業者への説明が十分ではないなどどして、条例案に関する継続審査を求める動議が出されました。
自由民主党 佐々木心議員(反対の立場)
「宿泊につながる施策を展開することが重要」
せんだい自民・参政の会 田村勝議員(賛成の立場)
「宿泊事業者との連携が欠かせない中、現時点で判断できる十分な材料が示されておらず、議員として感覚的な決断はできない」
採決の結果、動議は賛成少数で否決。今議会で宿泊税に関する条例案の採決が行われることになりました。4日午後5時50分ごろ、条例案は賛成多数で可決、成立しました。仙台市では条例案の可決を受けて、来年11月をめどに課税を始める方針で、宿泊税導入は東北では初めてとなります。
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