日本維新の会の馬場伸幸代表は4日、党員資格停止中の足立康史衆院議員の選挙区(衆院大阪9区)について、地元からの要望を理由に「(別の)公認候補を立てることになる」と明言した。
足立氏は4月の衆院補選で、候補者の記事を載せた機関紙の街頭配布を問題視すると、党は「SNSで批判を繰り返した」などとして、党員資格停止6カ月の処分を下した。
処分期間中に次期衆院選が行われる見通しで、足立氏は無所属で出馬する意向。
馬場氏は会見で、足立氏について「党員資格がないから、いわゆる『党員でない人間』を公認するのは無理だ。基本的な考え方に立てば、公認候補を立てることになる」と明言した。
さらに馬場氏は「地元側は『公認候補を立てるべき』で大勢を占めているという報告だった」と述べ、党執行部主導の“刺客”との見方を否定した。
これに対し足立氏は、地元から寄せられた、処分解除と足立氏の公認を求める「嘆願書」を、自身のSNSに公開して反論した。
「嘆願書」には、地元3支部のうち2支部の署名があり、足立氏は「馬場代表の認識があまりにも事実と異なっているとの指摘が、地元からあった」と主張している。
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