石破茂首相は5日、石川県を訪れた。1月の地震と9月の大雨で大きな被害を受けた能登半島の被災地を視察。政府を挙げて復旧・復興に当たる考えを示す。首相の能登半島訪問は就任後初めて。

首相は輪島市で、大雨により住宅が流失した現場を確認。浸水した仮設住宅にも足を運んだ。地震で大規模火災が起きた「朝市通り」周辺では、被災者から課題などを聞き取った。

政府は被災地支援のため、今月中旬に追加の予備費支出を決定する方針。首相は4日の所信表明演説で「被災前の活気ある能登を取り戻すため、復旧と創造的復興に向けた取り組みを一層加速していく」と強調した。

能登半島地震で起きた火災で焼失した「朝市通り」付近を視察する石破茂首相(中央)=5日午前、石川県輪島市

大雨災害で家屋が流された現場を視察する石破茂首相(中央)=5日午前、石川県輪島市(代表撮影)

大雨災害で家屋が流された現場を視察する石破茂首相(右から4人目)=5日午前、石川県輪島市(代表撮影)

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